11月15日(日) 鳴門の飲ませ釣り

アオリ強化月間 中日。

鳴門のアオリは2回連続中止になってしまい,
今回も天気予報を見れば 北西の風強く波の高さ1.5m…中止濃厚。

今期の鳴門とは相性が悪いな…と思って前夜 船頭さんに確認すると。

「出ようと思っています。前(太平洋)でヒラメ狙いです。」

風がなければ,アオリのトップシーズンなので,
瀬戸内側で満ち潮を攻めれば,数・型が望めるはず。


朝5時前に港に着くと,意外にも外は凪。

ラッキー!! これはイケるかも…と思っていたら

みるみる風が強くなり,出船をするころには,
風速10m?白波ボッコボコ状態に。(泣)


淡い期待は見事に打ち砕かれた。
この風では瀬戸内側は無理。

太平洋でアタリを拾うしかなくなった。



「今日 私の頭の中はヒラメです。アオリは頭から捨ててください。」

ということで,今日の目標はおみやげ5つ…と言いたいところだが,
この天気では おみやげ3つもとれればいい方か。


今回のヒラメ釣りに関して
この夏 友だちになったKAZUさんのHP(ブログ全盛の時代に私同様HPでがんばってます)
の中のブログで紹介されていた「ヒラメの捕食シーン」←(釣り師必見!まさに目からウロコ)を何度も見ながら
イメージトレーニングはバッチリ!?できたはず。


橋をくぐって 最初の漁場。

天然の瀬ということで,アオリのモーニングサービスが期待できる。

左舷からポイントに入っているので,満ち潮が残っている間は あと流れ。

後ろの方にアオリのアタリ。
…が 掛からず。


チャンス とばかり 待っていると

モヤッとしたアタリ。

電撃フッキング成功で 最初の流しから予想に反してアオリキャッチ。



胴長25cm とまずまずのサイズ。


今日の こだわり。



アオリは食いが悪く,警戒しているだろうから…

「アジの背中のギラギラ…何か気にならない?」←アオリの独り言。

…なら 目立たないように黒く塗っちゃえ作戦。

家のベランダで使わなくなった衣装ケースに新聞紙ひいて,
オモリ30個とロデオグライダー10個ほど並べて…シュー。

30分ほど乾かして,裏にひっくり返して もう一度 …シュー。
100均の黒スプレー1本あればできる。

スプレーかけすぎるとロデオの穴が埋まってしまうので要注意。


これが功を奏するかどうかは アオリに聞いてみないと。(笑)



北西の風をまともに受け,釣りにくい。



船は上下に揺れ,竿も風に押され,釣りにくいことこの上なし。
船は潮と風に流されポイントはすぐに通過。

この悪条件を克服しないとアオリやヒラメには出会えない。


2流し目 瀬にかかった直後に もやっ としたアタリ。

今回もフッキング成功。



胴長23cmと若干サイズダウンしてしまったが,思わぬ連続ヒットに気をよくする。

次の流しでも アオリのアタリがあったが,フッキング失敗。

朝イチの4流してアタリ3回,アオリ2杯キャッチ。



場所移動。

金曜日 潮の引きはじめにヒラメ祭りがあった魚礁ポイントへ。

一昨日12枚ヒラメが揚がったようだが,
20枚は釣れてもいい感じくらいアタリが多かったそうだ。

高い魚礁の際でよく当たったそうで かわしきれずに獲れなかった大判ヒラメもあったという。

魚礁のかなり前から流し始め,魚礁に掛かる手前で仕掛けを回収。

これを繰り返す。

魚礁は高いが,魚礁以外では引っかかるところはない。



ヒラメは どっしり腰を据えてかからないと…とばかりに
無精して いすに座って釣っていると

ガツ ガツッ と金属的なアタリ!!

ヒラメだ!!

幸い当たったポイントは魚礁から離れたところ。

十分送り込める。

竿先のテンションを抜かずに 送って…送って…送って…

「ヒラメ40」ならぬ「ヒラメ100」くらい待って…

もーーーう いいかい? (もーーーう いいよ?)

せーーーの エイ!!

ドスン。

底で暴れたあとは すんなり揚がってきた。

この手応え ヒラメにまちがいない。



泣きの60cm? 59cmだった。

今期 鳴門の初ヒラメが肉厚の良型とは 本当にラッキーだ。



気分を良くしてアジを泳がせていると

ブルブルッって このアタリは…

そう 青物。

ハリスは6号なので魚礁に持って行かれなければ,
ドラグを効かせて十分獲れる。



いい引きをして 暴れまわった割には 65cm普通サイズだった。

釣り開始2時間もたっていないのに すでに 豪華お刺身三種盛り完成!!



その後の流しでもヒラメのアタリ!!

じっくり食い込まそうと思って送り込んでいると,

「上げてくださ〜い。」と船頭さんコール。

「ヒラメ40」ならぬ「ヒラメ4秒」しか経っていませんがな。

捕食シーンを見てもイワシなら即飲み込むのに
アジは堅いせいか何度もガジガジ噛み直してから飲み込むというのに。

しかし,すぐ潮下には高い魚礁。

待てば即 根掛かりなので,覚悟を決めて

それ!!

ドスン!!

手応えからして,小型であろうが,ヒラメには間違いない。

2枚目いただき…と思っていたら

カクン という手応えとともに竿先のテンションがなくなった。

十分に食い込ますことができず バラシてしまった。

まぁ 気にしない 気にしない。


今日は日和が悪いが,魚のコンディションは最高か?

いったい何匹釣れるなんだ!?







しかし,その後 パッタリとアタリは途絶えた。(よくあることです。)







1時間に1回 誰かに当たる程度。





漁場を転々とするものの反応なし。


撫養川口沖。

去年 一昨年はこの辺りでヒラメがよく釣れていたというのに

今年 つるぎ では まだ1枚も釣れていないという。



一時 収まっていた風がまた強くなってきた。

小鳴門を吹き抜けた風と引き潮の反流がぶつかり白波ボッコボコに。


釣りになりそうにないので ここから撤収。


風裏になる飛島周辺へ移動。



ここでも船中でアオリ1杯釣れただけ。

14:00 沖上がり。

前半は快調に飛ばしたものの,後半は失速。
アタリすらなし。

今日の天気のことを考えれば,海へ出られて
魚釣りができただけでもラッキーと考えるべきか。


船中6人で ヒラメ5枚 アオリ5杯 ハマチ1匹。



本日の釣果 ヒラメ 59cm アオリイカ 2杯 ハマチ